胃がんリスク検診

健診でピロリ菌陽性であった方の治療方針について

健診や人間ドックでピロリ菌陽性を指摘され、除菌を希望される患者様がいらっしゃいます。

保険診療でピロリ菌除菌を行うためには、
(1)ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎(萎縮性胃炎など)や胃潰瘍・十二指腸潰瘍が胃カメラなどで確認できていること
(2)ヘリコバクター・ピロリ陽性であること
の確認が必要です。

先日、健診でピロリ菌抗体検査陽性で除菌を希望されて受診された方がいらっしました。
この方の場合は内視鏡検査でピロリ菌が原因で生じないタイプの胃炎の記載がありましたので、健診を受けられた病院に所見を照会をさせていただきました。
結果は、「ピロリ菌による胃炎の所見は認められず、ピロリ菌抗体検査は偽陽性の可能性が高い」とのことでありました。
よって、除菌療法は行わないことを患者様に説明し、納得していただきました。

このように、当院以外で検査を受けられた方は、胃カメラとピロリ菌検査の所見の整合性をしっかり確認をさせていただいた上で、除菌療法の適応を見極めます。
このため、場合によっては当院での再検査をおすすめすることもあります。

健診結果によって除菌を希望される方は、胃カメラやピロリ菌検査の結果が記載された所見用紙を持参していただきますように、おねがいいたします。