胃がんリスク検診

感染性胃腸炎がはやっています。

11月末頃から、嘔吐や下痢を訴えて受診される患者様が増えてきています。

とくに、激しい嘔吐・下痢・腹痛・高熱を伴う方もあり、点滴を行うこともあります。

この時期の腸炎は、明らかな食中毒の原因がなければ、ほとんどはウイルス性と考えられます。
この場合、細菌性腸炎と異なり抗菌薬は無効ですので、しっかり水分を摂り、安静にしていただくことが基本となり、その上で症状に応じて整腸剤などを投薬します。

ウイルス性腸炎のうち、激しい嘔吐や下痢を生じるものにノロウイルス感染症があります。
秋から冬にかけて多く発生し、高齢者は重篤化し入院が必要となることもあり、高齢者施設などでの集団発生には注意が必要です。
ノロウイルスの診断には糞便の迅速診断キットが簡便でよく用いられており、当院でも検査が可能です。
(保険適応は65歳以上の高齢者や、がん患者といった免疫力が低下した患者となっています。)
しかし、今年は変異株の流行のため、既存の迅速診断キットでは検出できません。
このため、たとえ診断キットで陰性であったとしても油断できません。

感染は患者の糞便を経口摂取することで成立しますので、しっかりと手洗いを行うことが重要です。
また、トイレで糞便を流す際にフタを開けたままでは飛沫が周囲に飛び散り、感染の原因となりますのでフタを締めることも忘れてはいけません。

ノロウイルスの詳細については厚生労働省のホームページをごらん下さい。