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かわクリニック

【withコロナ】医療分野にもICTの導入が進んでいます。

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早いもので、今年も9月が終わりました。2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で世の中が埋め尽くされてしまう状況です。
これからもしばらくは困難な状況が続くのを覚悟しなければいけません。

そんな中、長かった安倍政権が突然終わり、菅総理に衣替えとなりました。
菅さんの看板政策の一つが世の中の仕組みをデジタル化することとのことです。
コロナ禍のなかで、人と人との接触を避けることが求められ、否応なしにリモートワークやオンライン授業が急速に広まりました。
しかし世の中の仕組みはまだまだアナログで、人との接触が必要となる場面が多く存在します。
医療の分野でもICTを活用した取り組みは以前から進んできていますが、今年ほどその取り組みの加速化を求められた年はなかったと思います。
当院の環境でもゆっくりとですが「デジタル化」が進んでいます。
これまでの変化を振り返ってみたいと思います。

ウェブ講演会テキスト

学会出席が全部「オンライン出席」になった

神戸市で内科・消化器内科として開業していますので、専門分野の新しい知見を得て診療に活用するためには、学会に参加することが必要です。
これまで、学会の出席は学会会場にでかけ、丸一日講演の内容を聴講することが当たり前でした。
過去のブログにも書いていますが、これまで時間が許す限り学会会場に出向いて最新の医療情報を学んできました。

それが、コロナ禍のなかで、今年の1月の東京での学会の参加を最後に、以降全く学会会場に行くことがなくなりました。
COVID-19の感染防止の観点から学会が会場で開催されず、学会出席は全て自宅やクリニックからPCでのオンライン出席になりました。
これまでで、内科や消化器の分野の大きな学会だけで今年はすでに4回オンライン出席しています。
その他、学会の研修会もオンライン化されており、ビデオ撮影された動画をPCでみて、学習しています。
これまでと違い、移動時間がないので、移動の疲れがなく、手軽に聴講できるのはいい点です。
しかし、デメリットはどうしても緊張感がかけてしまうので、内容が頭に残りにくい点があります。
(真面目な先生方はそうでもない方もいると思いますが、私は性格的にどうしてもだらけてしまいがちです。)

今後も学会のオンライン化が「新しい生活様式」の一部として定着していくのだと思います。

連携病院への紹介予約がオンライン化されてきた。

当院で内科の診療を行っていく中で、患者さんの病状によって近隣の病院へご紹介をして、患者さんの検査や診察を行ってもらうことがあります。
当院のある垂水区だけでなく、神戸市内や明石市内の複数の病院と連携をおこなって診療を行っています。
これまで連携病院で検査・診察を行ってもらうためには紹介状を紙に記載して、FAXで予約を取ることが当たり前でした。
紹介状はPCで記載したものを紙に印刷して行うことが多いのですが、書式によっては手書きするものもあり、私の汚い字がFAXされてしまう恥ずかしさがあります。(読みにくい字で連携病院の事務の方にはいつも申し訳なく思っています。)
FAXした内容を連携病院で確認をしていただき、予約表を当院にFAXをお繰り返していただくことで予約が取れるのですが、多少時間がかかるのが難点です。

それが昨年ごろからPCからネット予約ができる連携病院が増えてきました。
セキュリティを高めたサイトで、患者さんの情報を入力し、診察や検査の予約を取ることができます。
これはその場で予約が取れるので利便性が高く、非常にありがたいです。
病院によっては画像診断結果もオンライン上で確認できるので、便利です。

個人情報を扱うので高いセキュリティを確保することが重要ですが、利便性が高く患者さんにも医療者にとってもメリットが大きいと思います。

来年から「オンライン資格確認」が始まります。

最後に、今後の医療分野のICTのホットトピックスとして、「オンライン資格確認」があります。
患者さんが医療機関で保険診療を行う際には、健康保険証を確認する必要があります。
医療機関では患者さんの健康保険証に記載してある、氏名・生年月日・保険種別・保険の番号・有効期限を確認し、問題がないと確認した上でないと保険診療を行うことができません。
患者さんが来院された際に事務職員が確認し、医療システムに入力を行うので手間がかかり、患者さんをお待たせすることがあります。

今は紙やカードに記載してある情報を目視で確認するしかないないのですが、来年度からこの作業がオンラインで確認できるようになります。
2021年3月から導入予定なのが「オンライン資格確認」です。
これは患者さんの健康保険証の情報を一元的に管理し、マイナンバーカードや健康保険証でネットを通じてオンラインですぐに確認ができるようになります。

ただ、導入には厳格なセキュリティ管理が必要で、ネット回線の整備や専用端末の購入など、医療機関には導入のハードルは高いものがあります。
医療機関に導入の義務は必ずしもありませんが、来年以降徐々に進んでいくと思われます。

当院でも導入時期は未定ですが、対応を検討しています。
今年はその下準備としてネット回線のセキュリティの強化と高速化を行いました。
正直に言ってコロナ禍で対応を行うのは負担が大きいのですが、徐々に進めていきます。

withコロナの状況にあって、医療分野でのICTの活用は、オンライン診療を始めとしてますます加速化していくと思います。
時代の潮流に取り残されないように、患者さんにとっての利益を第一に、当院でも対応を続けていきます。
お問合せはTEL: 078-781-1838
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