神戸市胃がん内視鏡検診

神戸市では胃がんの早期発見・早期治療のために胃がん検診を行っています。これまでの胃バリウム造影検査に加え、内視鏡による胃がん検診が開始となり、より精密に検査ができる様になりました。胃がんは早期に発見できれば内視鏡手術で完治できる時代です。当院では経鼻内視鏡での胃がん検診を行っています。対象の年齢の方はぜひ検診を受けてください。

当院での経鼻内視鏡の受け方についてはこちらを参照してください。

胃がん内視鏡検診の対象となる方は、神戸市在住の、当該年度に50歳以上の偶数歳の誕生日を迎える方です。同一年度においては胃バリウム検査と胃内視鏡検査のいずれかを選択して受診します。ただし、胃内視鏡検査を受診した翌年は胃バリウム検査および胃内視鏡検査のいずれも受診できません。

ただし、以下に該当する方は検診を受診できません。

・検診の同意書の所得ができない方

・妊娠中の方

・入院中の方

・消化性潰瘍など胃疾患で治療中の方（ピロリ菌の除菌治療中の方を含む）

・咽頭・鼻腔などに以上があり内視鏡の挿入ができない方

・呼吸不全の方

・重篤な心疾患がある方

・出血傾向がある方

・収縮期血圧が極めて高い方

・全身状態が悪く、内視鏡検査に耐えられないと判断される方

　検診時に当院の窓口にて自己負担金を徴収します。

・当該年度に50歳から68歳を迎える方：￥2,000

・70歳以上の方・市が発行する「胃がん検診無料受診券」をお持ちの方：無料

ただし、検診の際に組織検査が行われた場合は、その部分に関して保険診療となり自己負担があります。保険証の持参をお願いします。

当院の窓口で受け付けます。まず受診をしていただき、検診の内容を説明の後同意書をいただきます。検診の日を予約し、検診日に受診をしていただきます。抗血小板薬など服用中の方は検診前に一時的な休薬が必要な場合もあります。

●検診当日

検診当日の朝に内視鏡検査を行います。観察を行い、必要があれば組織検査を行います（組織検査は保険診療となります)。検査後診察室にてモニター画面で画像を説明します。(検診当日は組織検査を除き保険診療はできません。)

●最終報告説明

内視鏡検査の画像は内視鏡検診読影委員会に送られ、他の先生によって画像のダブルチェックを受けます。これに基づき最終報告となります。後日、結果が届いたあと最終報告の説明を行います。もし胃がんが疑われるなど精密検査が必要と判断されれば、より高度な診療ができる専門医療機関にご紹介します。