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2020年インフルエンザ予防接種について

2020/9/15
インフルエンザ予防接種
9月に入り、朝・夕に涼しさを感じられる様になってきました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数は全国的に減少傾向にあり、本日(9月10日)は兵庫県では21人、神戸市では2人が確認されています。第2波はピークを超えて来ているのかもしれませんが、油断することなく感染予防対策を継続していく必要があります。
COVID-19は若年者が比較的軽症で経過する人が多いのに対して、高齢者は重症化しやすく、致死的になることから、予防が重要であることは皆さんご承知のとおりです。
 この冬はインフルエンザとCOVID-19の同時流行が懸念されおり、例年以上にインフルエンザワクチンの接種によるインフルエンザの予防が重要です。

この記事では今シーズンのインフルエンザワクチン接種について記します。

2020/21シーズンのインフルエンザワクチンの流通量は?

インフルエンザワクチンはニワトリの卵を使って製造されるため、完成までに時間がかかります。このため、ワクチンメーカーはそのシーズンのワクチンの型が決まってから7月ごろから製造を行います。シーズンによっては思うように生産量が確保できずにワクチンが不足する場合もあります。
今シーズンのワクチンの流通量はどうでしょうか?
2020ワクチン流通量
上のグラフは厚生労働省が発表しているインフルエンザワクチンの流通量です。2020/21シーズンは、4価ワクチンに変更以降では最大の供給量となる見込みです。

今シーズンのインフルエンザワクチン接種を取り巻く状況は?

新型コロナウイルス感染症が続く中でむかえるこの冬に向けて、日本感染症学会は「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」という提言を出しています。概要は以下のとおりです。

• 今冬は、COVID-19とインフルエンザの同時流行を最大限に警戒すべきであり、医療関係者、 高齢者、ハイリスク群(妊婦等)を含め、インフルエンザワクチン接種が強く推奨されます。 
• 今冬は、COVID-19とインフルエンザの同時流行も懸念されるので、小児(特に乳幼児~小学校低学年(2年生))へのインフルエンザワクチンについても、接種が強く推奨されます。

このように幅広い年齢の方にインフルエンザワクチン接種が強く推奨されています。
このため、例年より供給量は多くなるものの需要の高まりも予想され、ワクチンが不足することが懸念されます。
政府は 
1.予防接種法に基づく定期接種対象者(65歳以上の高齢者等) 
2. 医療従事者、65歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児~小学校低学年(2年生)
を優先して接種を受けられるように、呼びかけを行うこととしています。
特に高齢者の接種を10月上旬の早い時期から行うよう指示をしています。

今シーズンの神戸市のインフルエンザ予防接種の時期は?

例年では、神戸市の高齢者インフルエンザ定期接種の時期は10月15日から翌年の1月31日までですが、高齢者の接種が早める必要もあり例年より早く10月1日より接種を開始することとなりました(あくまでも早期接種の呼びかけです。)

神戸市のインフルエンザワクチンの費用は?

神戸市のインフルエンザワクチンの接種費用・助成費用は以下のとおりです。
・高齢者定期接種(満65歳以上) 1,500円 
生活保護世帯・市民税非課税世帯に属する方、神戸市の公害被認定者、中国残留邦人等支援給付制度受給者は自己負担額1,500円が無料になります。
・小児(満1歳~12歳)の助成額 2,000円(助成回数 多子世帯:2回(第1子から適応)その他の世帯:1回)

当院でもインフルエンザワクチン接種を満65歳以上の方10月1日から開始します。今年度も予約制で、原則として15歳以上の方に1回接種を行います。予約受付は満65歳以上の方を先行して行います。

日本医師会「みんなで安心マーク」を取得してみました。

2020/8/8
みんなで安心マーク表
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が増加を続けています。東京・大阪・名古屋・福岡といった大都市圏だけではなく、沖縄などの地方都市でもクラスターが発生し感染者が急増しています。
このためお盆の帰省も控える方が多くなっています。
また帰省される方も、感染予防にいつになく緊張感をもってむかえるお盆になりました。

そんななか、日本医師会が、COVID-19予防対策を行っている医療機関に対して「みんなで安心マーク」を発行する取り組みを始めたので、さっそく登録しマークを所得してみました。
先に発表されている「新型コロナウイルス感染症対策医療機関向けガイドライン」の中の感染予防の項目をチェックリストとして、ガイドラインを満たしている医療機関が登録できるものです。

チェックリストは以下の9項目です。
1.職員に対して、サージカルマスクの着用、手指衛生が適切に実施されている。
2.職員に対して、毎日(朝、夕)の検温等の健康管理を適切に実施している。
3.職員が身体の不調を訴えた場合に適切な対応を講じている。
4.患者、取引業者等に対して、マスクの着用、手指衛生の適切な実施を指導している。
5.発熱患者への対応として、事前に電話での受診相談を行う、または対応できる医療機関へ紹介する等の対策を講じている。また、発熱患者を診察する場合には、時間的または空間的に動線を分けるなどの対策を講じている。
6.受付における感染予防策(遮蔽物の設置等)を講じている。
7.患者間が一定の距離が保てるよう必要な措置を講じている。
8.共用部分、共有物等の消毒、換気等を適時、適切に実施している。
9.マスク等を廃棄する際の適切な方法を講じている。
感染対策チェックリスト
これらの対策は過去のブログでご紹介したとおり、チェックリストの項目は当院ではほとんどが3月ごろには開始していた取り組みです。


第1波の際は、通院される患者さんが、医療機関での感染が怖くて通院を自粛されました。
しかし、それにより生活習慣病の悪化や、足腰の具合が悪くなるなどして健康を損ねた方もいます。
今後はそのようなことがあってはなりません。

十分な感染予防策を講ずることで、安心して通院を継続できる環境を整えていく必要があります。
当院では感染予防対策を今後もブラッシュアップしていきます。 
かわクリニックは今後も垂水区にお住まいの方の内科として、かかりつけ医として、微力ながら地域医療を支えてまいります。

【withコロナ】COVID-19拡大期に思うこと

2020/8/3
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今回の内容は個人的な感想を思うままに書き記していきます。いつもまとまりがない内容ですが、今回はいつも以上にまとまりがありません。
またこれを読んでなにか知識を得られるとか、そういう内容ではないことを、最初にお断りしておきます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数が、増え続けています。兵庫県では連日感染者が二桁が続いており、昨日(8月1日)は、60人で10歳未満から80代まで幅広い年齢層で感染が確認されています。NHKニュースによると直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は5.25人となっており、全国的に見ても10番目と高い水準となっています。この状況が続けば医療体制が再び逼迫しかねない危険な状態と思います。

第2波とも言われる状況のいま、私達がこれからどのように気持ちを保っていけばいいのか、記していきます。

新型コロナウイルスがもたらした、人々の心の変化

新型コロナウイルスが中国で感染拡大をし始めたのが、今年の1月です。それが中国からアジアへ広まり、その後欧米諸国へ急速に伝播していきました。そしていまや感染の中心はアフリカを中心とした発展途上国になりました。近年これほど世界規模で人々にさまざまな影響を与えた感染症は他にはありません。
まだ7ヶ月ほどしか経過していません。この困難な状況を乗り越えようと、医療関係者はもちろんのこと、社会を構成するさまざまな立場の人々が努力し続けています。
 日本では3月から5月にかけ、第一波と呼ばれる感染拡大が起こり、緊急事態宣言の発出による人々の活動が制限されました。つまり「人との直接の交流を極力減らす」取り組みという、これまで日本人が求められていなかったことが求められるようになりました。突然出現した未知のウイルスに対峙するとき、多くの人が強い不安に苛まれました。これは私も例外ではなく、老若男女問わずおおくの日本人がそのような状態に陥りました。

テレビを見るとニュースのトップはコロナ関連から始め、多くの時間が費やされます。ワイドショーを見ると、コロナの話題では常連となった方が解説をおこないます。「なるほど、そうだったのか」とよく分かる的確な解説をおこなう専門家がいる一方、不安を煽ることばかり述べて行政の対応を批判する人や、医学的に見て不正確なことを「解説」してくれる専門家まがいの人もいます。(ただのコメンテーターならいいのですが立派な肩書がついた方もいるのが厄介です。)
正直に言うと、毎日一部のテレビ番組の内容は、これを見続けていると情報を流し続けているのを見ると精神的に病んでしまうだろうと思うものもあります。
 
人々は、克服できそうな課題に対してはなんとか乗り越えようと努力ができますが、克服できないと感じると諦めから努力をしなくなります。
たとえばコロナウイルスの感染予防に対する行動(手洗いであったり、ソーシャルディスタンスやマスクの着用といったこと)はこれからも持続しなければなりませんが、一部の不安を煽り続けるテレビ番組は、そういったことを諦めさせてしなうのではないかとさえ思います。
このような報道姿勢を続けている一部のマスメディアに対しては憤りを感じています。
テレビやスマホからコロナの情報が洪水のように流れてくる今、一日の中であえて情報から離れて、落ち着いて考える時間が必要なのかもしれません。

残念ながらいまの日本はコロナ以前と比べて地域間や世代間など、分断が進行していると思います。

アフターコロナに向けていまできること

コロナ以前の状態の日本は、とにかく効率化を求める社会でした。多少の問題があろうとも日本人のほとんどが「集団・効率・密集」を受け入れて生活していたと思います。
しかし、新型コロナウイルスの出現によりいまやそれらは大きく変化しました。「集団から個別」「効率から価値」「密集から分散」へシフトしています。
つまり、これまでの集団の利益を追求する社会から、ひとりひとりの価値を尊重しあう世の中への変革が求められています。

個人の価値を尊重するということは、他人との違いを認識するということでもあります。
ここで自分と他人との違いを認め合わなければ軋轢を生じることになります。
感染者やその家族に対する偏見・差別や、自粛警察といわれる動きもそのひとつだろうと思います。

以前のブログにも書きましたが、重要なことなのであえて同じことをもう一度書きます。

それぞれみんな生活環境が違えば、行動の基準も違ってきます。
お互いが違いを認め合わず、他人を否定したり、誹謗中傷したりするとトラブルのもとになります。
他人を否定せず、これまで以上にさまざまな価値観を認め合うようにしたいですね。

新型コロナウイルスに対する治療法は確実に進展していますが、まだ確固としたものはありません。
この病気で残念ながら命を落とす人もいます。また回復されても後遺症から生活に支障をきたしている人も少なくありません。
しかし以前と違い、感染拡大を防ぐための手段としての一斉休業は、経済を停滞させるため今後可能な限り避けなければなりません。
経済の歯車を回し続けながら感染拡大を防ぐには、これまで以上に予防を徹底することが求められます。
ワクチンが実用化されるまでは防御を固めるしかありません。
今一度、感染予防(手洗いソーシャルディスタンスの確保マスクの着用)の徹底を通じて、この難局をのりこえて行きましょう。

また、医療面で考えれば、心と身体の健康を保つためにはバランスの取れた食事や適度な運動をおこなうこと、規則正しい生活リズムが必要です。
健診の活用や定期的な受診を継続することも重要です。

当院に通院をしていただいている患者さんに対して、また健康に不安がある方に、私も微力ながらお力になりたいと考えています。
当院は、今後も急速に変化する環境に合わせて、つねに体制を整えてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

空間除菌消臭装置Aeropure(エアロピュア)を導入しました。

2020/8/3
エアロピュア本体
この度、当院の待合室受付に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、空間除菌消臭装置のAeropure(エアロピュア)を導入いたしました。
今回はこのエアロピュアについて簡単にご紹介します。(商品の宣伝みたいになるので、あくまで簡単に・・・)

深紫外線UV-Cとは?

紫外線は太陽から地球に降り注いでいる、エネルギーの高い光線の一種です。波長により3つに分けられます。

・UV-A:地表にとどく320~400nmの波長で、皮膚に当たると黒くなる日焼け(サンタン)を起こします。。
・UV-B:オゾン層により地表ににあまり届くことがない280~320nmの波長です。皮膚に当たると赤くなりサンバーンと呼ばれる日焼けを起こします。またビタミンDの合成にも関わります。
・UV-C:通常はオゾン層に妨げられるため、地表に届くことがない100~280nmの波長です。エネルギーが高く、殺菌性があり生物に当たると有害な波長です。

エアロピュアはこのUV-Cを使って空気の除菌を行います。(UV-Cは人体に有害ですが、エアロピュアは装置の中だけでUV-Cを発生させ外に漏れることはありません。)
UVについて

新型コロナコロナウイルスへの感染予防効果が確認されています。

エアロピュア紹介
エアロピュアは、深紫外線と光触媒を組み合わせて除菌効果を発揮します。2020年5月宮崎大学で行われた検証では、エアロピュアで使われているUV-Cが新型コロナウイルスの感染価を99.9%以上減少させ、感染予防に有効であることが確認されています。


今後も当院では患者さんに安心して外来受診していただけるように、感染予防対策を継続してまいります。

【2020年7月時点】新型コロナウイルス感染症に対する対応について

2020/7/21
緊急事態宣言解除後、人の動きが活発になっています。東京を中心に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大し再流行し始めています。
さらに東京だけでなく、兵庫県でも感染者数が増加傾向にあり、神戸市内でも本日(7月21日)は7人の感染が確認されています。
最近の傾向として20~30代の感染が多くなってきています。手指の手洗いの徹底マスク着用ソーシャルディスタンスの確保は言うまでもありませんが、特に大人数での飲酒を伴う会食や、3密が避けられない場所に出かけることは慎重にならなければいけません。

当院では垂水区の内科・消化器内科の医療機関として、引き続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防策を行っています。
4月のブログでは対応策をご紹介していましたが、この記事ではその後の対策をご紹介しようと思います。

これまで継続してきた感染防御対策・健康管理について

4月時点でのブログに記載した感染防御対策は以下のとおりです。これらの対策はすべて現在も継続中です。

・職員の健康状態の把握(出勤・退勤時の体温測定や風邪症状の把握)
・手指衛生・物品消毒の徹底(職員の頻回な手洗いやアルコール消毒、物品や机・手すり・イスのアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒)
・飛沫感染防止対策(マスクのや手袋の着用・受付窓口の透明ロールスクリーンの設置)
・患者さんへのお願い(来院時の体温測定・マスク着用・手指のアルコール消毒)

・発熱・呼吸器症状のある患者さんの診察の分離(診察時間の分離・診察の空間的分離)
・院内での「3密」を避ける対策(定期的な換気・待合室のイスの配置の見直し・当日順番予約の採用)

スライド1受付飛沫感染防止カーテン

現在の感染防御策と診療状況

1.内視鏡検査の状況

当院では上部消化管内視鏡検査を行っていますが、3月以降(特に緊急事態宣言中)は、緊急性のあるものを除き検査を控えていました。これは、内視鏡検査の際に前処置や検査時に咳き込みを生じたりすることで、飛沫感染のリスクが高いと考えられているためでした。
当院では発熱や風邪症状のある方の内視鏡検査や、生検以外の処置を伴う内視鏡検査は以前から行っていませんが、無症状でも飛沫感染によりCOVID-19が拡がる可能性があるため、ガウンなどの防護服が十分でない状況での内視鏡検査は控えざるを得ませんでした。
このため、定期的に内視鏡検査を行っている患者さんには、時期を延期して頂いておりました。
緊急事態宣言解除後は、日本消化器内視鏡学会が出している指針を参考にして、以下のような対策を行いながら検査を徐々に再開しています。

・検査前後の手指消毒の徹底
・適切な感染防護具の着用(マスク・手袋・ガウン・フェイスシールドの着用)
・検査中・検査後の部屋の換気
・物品の消毒の徹底
内視鏡自動洗浄機202007内視鏡検査
(内視鏡終了時に撮影しました。わかりにくいですが、フェースシールドを着用しています。検査時は手袋を二重にしています(このときは検査終了後に1枚脱いでしまいました(;_;))。

2.院内各所での感染予防対策

・待合室椅子のソーシャルディスタンスの確保
待合室の椅子の配置の見直しでは不十分と考えられましたので、座席の間に距離をとって座っていただくようにしました。
(これにより、現在は待合室の座席は7人分しかありません。座席が不足する際はお車で待機していただくか、別室にてお待ちいただきます。)
・待合室の雑誌や新聞の撤去
飛沫感染の防止のため雑誌や新聞を撤去しています。
・院内各所の換気を行いながらエアコンを使用
当院は窓が多数ある構造です。待合室・診察室・処置室はそれぞれの窓を常時開けて換気を行いながらエアコンを使用し温度管理を行っています。
・トイレのジェットタオルの使用停止とペーパータオルの設置
飛沫感染防止のためジェットタオルの使用を中止し、ペーパータオルに変更しています。
・受付窓口に空気清浄機(エアロピュア)の設置
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して除菌効果が認められている、空気清浄機エアロピュアを設置しました。
・その他
運用面では患者さんの院内での動線ができるだけ少なくて済むよう、診療の手順の見直しを行いました。
エアロピュア202007待合室座席配置
一時期新型コロナウイルス感染症は高温多湿の夏になると自然に収束するのではないかと考えられていましたが、残念ながらそうではないようです。
長期戦を覚悟に、当院では今後も対策を怠らないよう備えてまいります。
お問合せはTEL: 078-781-1838
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